睡眠と瞑想って どうちがうの?

 

こんにちは。

mahinaです。

ーヨガニードラでの深い瞑想状態にあるとき

脳波はどのように展開しているのでしょう?-

睡眠と瞑想って そもそもどうちがうの? 

について掘り下げていきます

(写真はoraさんヨガクラスにて)

まずは 脳波の段階についてみていきます。

ヨガを行った後のシャバーサナ時や呼吸を重ねている時。

または 美しい音楽に全身を包まれている時など

心身が深くリラックスしているとき

脳波はαアルファ波へ向かいます。

この時はまだ意識がはっきりとしていて

わたしは~をしている状態であることを認識しています。

(起きている状態)

 

そこからさらに 夢見心地。

浅い眠りに入るような感覚のとき

Θシータ波へ向かいます。

そこからさらに 意識が完全にまどろみに入り

意識と無意識の輪郭がぼやけはじめます。

深い眠りに落ちるその瞬間の意識。

あるいは意識が完全にぼやけ 

空っぽの停止状態に向かうときδデルタ波へ。

身体はもう深く眠りにおちている状態です。

(寝ている状態)

 

ところでここで睡眠に入りはじめると 

ノンレム睡眠(脳の休息…深い眠り)に入ります。

そこから少しずつ脳波が移行し夢をみる段階へ向かいます。

→レム睡眠(身体の休息…脳は覚醒している)へ。

このふたつを90~120分のサイクルで交互に繰り返しています。

レム睡眠では理性を司る脳の新皮質は休息に入り

原始的な脳の部分である旧皮質が活発になります。

夢をみる

記憶を整理する

ヴィジュアライズする…

原始的な脳の部分によるこれらの活動は

日常のなかで無意識に受け入れてしまったストレスや情報を整理し 

昇華してくれる大切な役目があります。

(スタンフォード大学 ウィリアム・C・デメントによる 夢とストレスの解放の相関関係を示す実験で、被験者を夢を見始めた頃合いを見計らって起こし続けたところ、脳波に異常をきたし精神的動揺と自信喪失がみられ、日常生活でも困難をきたす研究結果を報告しています。)

○.・*では 睡眠と瞑想の違いは?

ヨガニードラの深い瞑想時では

わずか20分間の行程でも

身体を完全に弛緩させ

自ら意識を内側へと辿りながら 

行程をふむことによって

通常ならば

無意識の熟睡状態に到達していながら(身体は深く眠っている)

自分の意思で自由に 

「起きている」「寝ている」「夢をみている」

すべての段階を網羅し 

行き来している状態へ向かいます。

この自由に行き来している状態…
「4つ目の意識」または第4の意識 と呼んだりします。

意識が覚醒した状態でありながら 

深い眠りに落ちている

それはある意味 睡眠をこえた深い休息へ到達します。

○.・*
純粋意識とも呼ばれるのは 

思考で捉えてきた枠組みから解放されている状態だからです。

まさに 脳のゼロポイント。

局所認識 harf fullnessから

mind fullness マインドフルネスへの移行とも繋がります。

脳のゼロポイントでは 

いつもの思考の癖や観念から解放されています。

重ねていくと日常でもその視座を保つようになります。

現代の膨大な情報のインプットや

寝不足によるオーバーストレス。

睡眠だけでは処理しきれない部分も 

瞑想が役立ってくれること…大いにあると感じています。

 

 

mahina.