呼吸に触れることができる

 

こんにちは。 mahina です。

呼吸に “触れることができる ” って ご存知でしたか 

○*・*

厳密にいうと 呼吸には触れることはできないけれど

呼吸から派生した身体の動きには

触れることができるって意味です。

 

アパジャパ呼吸法といって

両手をクロスさせて脇の下に手のひらを挟み

右脇には左手,左脇には左手を入れる。

胸式呼吸で いったん今ある息を吐ききった後,

吸う息で 肺が広がり

それによって  

肋骨が左右に押し出されるように

それぞれの手のひらに向かう。

吐く息で 肺が小さくなり

それによって

肋骨が中心の方向へ戻り

逆に

手のひらが吸い寄せられるように 

身体の中心に引き寄せられる。

 

先日ゆいゆいスペースでのヨガクラスで

みなさまと呼吸法を行なったとき

最初は膝に手を軽く乗せて行なった。

すると 初めての方には

呼吸そのものを感じとるのが容易ではなく

一生懸命肩を上下させて 

“がんばって” 呼吸している方が見受けられた。

というわけで

アパジャパ呼吸法で もう一度 トライ。

手のひらで ” 呼吸に触れる ” ことによって

微細な身体の動きに着目してみよう。

 

すると 吸う息,吐く息によって

肋間筋や胸筋,横隔膜の動きを

手のひらで直に感じる。

もっと、繊細に感じようとする意識が生まれる。

ここがポイントだと思いました。

 

最初は 呼吸に意識を向けるということが 漠然とし,

なかなかイメージがつかない場合があるかもしれません。

そんなときは 呼吸によって変化する身体の動きを

じっくり観察するといいかなと思います。

アパジャパでは

それを直に手のひらで触れながら行うから

手のひらの感覚に集中する。

そう♡

いったん 呼吸というものから

いい意味で視線を外します^^

呼吸そのものを最初から深めようとすると

肩で息を吸うほど

がんばってしまう場合があるから。

呼吸によって発生する身体の動き。

そこを見つめる。

ただ 見つめる。

手のひらに振動する感覚を観察する。

その集中力… 内側の静寂に集中することにより

自然と呼吸は 深まっていく。

みなさまが最初から呼吸に入るときの表情。

今度はいったん 

そこから 意識を向けなおし

アパジャパで行なってみた時のお顔の表情。

まるで違う。

わたしにとって これはとても深い気づきでした。

全てに共通するのではないかな… なにかをしたいと感じたとき

それによって どう体感と変化が生まれるのか しっかりと味わう。

美味しいものを頂くとき。

朝の珈琲。

一枚のクッキー。

流れる季節の移り変わりをふっと窓辺に見上げるとき。

1日のなかに ちょっとだけでも

そうした味わう時間をもつことで 

そんな時 呼吸って

意図せずとも 自然と深まっていくかもしれません。

行動と体感。

同時進行で行われるからこそ それそのものへの充実に満ちていく。

なにも特別なことをしなくても

日常のなかに呼吸を深めてくれるお気に入りの要素を

ひとつずつ たからもののように

人生に集めていきましょう。

ヨガアーサナでも同じく。

そのポーズをとることによって あーここ 伸びて気持ちいいな。

だったり

ここまでいくと 呼吸が止まっちゃうな。

 

だったり そこに生まれる集中力そのものを見つめて。。。

ということで

ヨガクラスでの気づきの話しでした。

 

 写真は連理さんでのヨガニードライベントの様子 2018. 秋 

 

mahina.