もっと ゆるめて もっと 安心して もっと ちからをぬいて 

本日もおつかれさまでした

今日も存在して

いまここにいます

温かみのある カップが

手のひらのなかで まどろんでいる

今日も

明日も  あさっても…

永遠に こんな感じなんだろうか

変わり映えのない 日々の窓の景色と

どこかで 変わりたいと願う こころの疼き

せわしなく過ぎる 喧騒のなかで

こんな 静寂の ひとときがふい訪れる

そんな ココロと向き合う時間が

ほっとするし いくらか 怖くもある

ふと 思う

” わたしは 永遠に このままなの?”

こころが僅かに震えているのを

自分でも 自分の感覚を気づかなかったかのように

知らないふりをして

この震えが 通り過ぎるのをまつ

このまま 忘却のなかで 寝てしまいたい

ふと あのときの

nちゃんの言葉が浮かんだ。

“流れ星が落ちる瞬間に

願い事をすると叶うという本当の意味

知ってる?

流れ星が落ちるその瞬間すらも

絶え間なく祈り続けていたから 届くんだ”

祈り続けていいんだ…

こんな わたしでも 祈り続けてていいんだ…

夢を見続けることが ゆるされていたんだ

いくつになっても

どんな時でも

何歳になっても

夢を見続けていい

祈り続けていていい

なんだか 叶う 叶わないとか

どうでもよくて

ただ

ただ

夢をみていいという

それそのものに 安堵し

温かい血の巡りを 久しぶりに感じた

今この瞬間も 夢をみていていい。

肩のちからがぬけた

胸のなかから 洪水のように 愛が押し寄せてきた

この愛は どこから きているの?

なぜ それが愛だと 呼べるの?

分からない。

けれども 愛おしい。

自分のことが はじめて 愛おしい。

涙が ものいわず 溢れてきた

そうさ。

星が瞬く瞬間さえも

きゅんきゅんしていていいんだよ。

好きなだけ 今夜も 明日の朝も

あさっても

好きなだけ 夢をみて 望みをもつことができる

もっと ゆるんで  もっと 安心して

もっと ちからをぬいて

“目を覚まして 夢をみるんだ”

naomi.